不登校生徒1/3に減少/新城市教委
2026/07/18

不登校対策などが話し合われた総合教育会議(新城市役所で)
クラスの教室に居づらくなった中学生を校内の別室で受け入れる「iルーム」について、新城市教育委員会は来年度、設置校を現在の1校から3校に拡大する考えだ。2年前にiルームを設けた新城中では、学校に来られない生徒の数が3分の1以下に減っており、不登校になるのを予防する効果が大きいと判断した。
iルームは校内フリースクールともいわれる施策で、各地の自治体が導入している。悩みや不安を抱えた子どもを保健室などで待機させるのではなく、しっかりとした居場所を確保しようという取り組みだ。
新城中では2024年度から専用の教室を設け、支援員を配置している。1日過ごしてもいいし、気持ちが落ち着いたらクラスに戻るという使い方もできる。月別の実績を見ると、昨年度は1日平均2・7~5・1人が利用した。
一方、同校の不登校の生徒数は23年度の19人から、昨年度は6人まで減少した。市教委の担当者は「安心して過ごせる場所が教室以外にあることが、絶大な効果をもたらしている」と評価する。
16日に開かれた市の総合教育会議では、iルームの利用状況や、来年度は千郷中と鳳来中にも開設する方針が報告された。出席した教育委員らは増設に理解を示した。
安形博教育長はこの席で「大人になって引きこもりなどになれば、本人にも市にも大きな損失だ。不登校の防止に力を入れていく」と強調した。
■校外教室は移転
新城市には、不登校の児童生徒を学校外で受け入れる教育支援センター「あすなろ教室」もある。現在は民間施設を間借りしているが、市教委は来年4月、閉校となる庭野小に移す方針だ。
十数人が利用している。学校施設への移転によりグラウンドなどが使えるほか、給食も始める予定だ。