生成AIパイロット校・金屋中で授業研究会/豊川
2026/09/11

タブレット端末を使って道徳の授業に臨む生徒たち(金屋中学校で)
ICT(情報通信技術)を活用した教育に先進的に取り組み、三河地方の中学校では唯一、文科省の生成AIパイロット校に指定されている豊川市立金屋中学校で今月、授業研究会があった。市内外から教育関係者ら約40人が参加し、同校教員らと成果や課題、改善点について意見交換した。
関係者向けの授業公開は、国語や数学、道徳や英語、保健体育など7科目において、1年生から3年生までの特別支援を含む10学級で行われた。
それぞれの授業で、生徒が1台ずつ管理するタブレット端末を活用。数学では方眼用紙なしで一次関数の式を求める授業が展開され、後に学び方を振り返れるように、スプレッドシートに目標や解けた要因などを入力した。道徳では「学習eポータル」というシステムを使い、生徒らの友達のあり方に関する考えや価値観を可視化し、再考する機会を持たせた。
授業を見学した教育関係者らは、教科ごとに分かれて教員らと授業の進め方について意見を交わした。道徳では「自分の意見が公開されるのに抵抗を感じ、本音が書けない子もいるのでは」といった意見が出た。
文科省の「ICT教育アドバイザー」で、岐阜聖徳学園大学教育学部の客員教授、玉置崇さんも来校し、教員ら向けの講話も行った。
金屋中は2024年度に県のICT活用実践推進校に指定され、昨年度は文科省リーディングDXスクール事業の指定校にもなった。来月22日には研究発表も予定され、田中基明校長は「教員らの学びや挑戦を経て、最終的には子どもたちの幸せにつながれば」と期待した。