復活のミニSL 機関士は中学生

のんほいパークで豊橋の中学3年・水上蓮さん/整備から運転まで 乗客の笑顔乗せて

2026/07/16

ミニSLを運転する水上蓮さん(のんほいパークで)

 豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で運行するミニチュア鉄道で、ひときわ注目を集めるのが今年の春に久々の復活を遂げた蒸気機関車(SL)だ。必要な整備から運転まで、この車両に魅了された男子中学生が一手に引き受けている。

 豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で運行するミニチュア鉄道で、ひときわ注目を集めるのが今年の春に久々の復活を遂げた蒸気機関車(SL)だ。必要な整備から運転まで、この車両に魅了された男子中学生が一手に引き受けている。 

 運行前、真剣なまなざしでミニSLを走らせる準備をしているのは豊橋市内の中学3年、水上蓮さん(14)。かまに石炭をくべ、計器類のチェックに余念がない。

 蓮さんは4月から月1回、このかわいらしくも迫力のある車両の運転を任されている。お気に入りは汽笛の音。シリンダー内にたまった水を排出する際、車体の下部から湯気が噴き出す様子も「かっこいい」という。

 そんな息子の姿に、父親の塁さん(48)は「好きなことに集中できるのは大事なこと」と目を細める。

 園のミニSLは2016年に製造された。サイズが小さいだけで仕組みは蒸気機関車そのものだ。園内の広場の一角に敷かれたレールの上を、客車を引っ張って走り、来園者の人気を博していたが、7年ほど前に運行を担っていた人が高齢を理由に引退。運転できる人がいなくなり、車両は園内の倉庫にしまい込まれた。

 昨年11月、この模型用コースでミニ電車をボランティアで走らせていた塁さんに園がミニSLの存在を伝え、再び動かせないかと相談。だいぶ傷んでいたが、蓮さんも所属する「つくで高原模型鉄道倶楽部」で4カ月かけて修復することに成功した。

 同倶楽部は新城市の道の駅「つくで手作り村」で定期的に模型鉄道を運行し、中学1年から蓮さんもここで運転技術を磨いてきた。すっかりSLのとりこになり、知識量で父親を上回った今、園でも安全運行で乗客を楽しませている。

 園の山口徳之事務長は「若い人が走らせてくれるのはうれしい」と活躍を喜ぶ。

 運行スケジュールは園のホームページなどで確認できる。

車両を整備する蓮さん㊨と父親の塁さん(同)

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ミニSLを運転する水上蓮さん(のんほいパークで)

車両を整備する蓮さん㊨と父親の塁さん(同)

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