タハラ・ディップのみそシリーズ人気/田原の食品加工・ 販売の中内田さん/売り上げ増につながり感謝
2026/05/19

みそシリーズが紹介されたガイドブック、漫画本、ライフスタイル誌などと中内田さん(東海日日新聞社で)
地元野菜のおいしさを凝縮したごはんの供「TAHARA DIP(タハラ・ディップ)」のみそシリーズが、人気の漫画本やガイドブック、ライフスタイル誌などで幅広く紹介され、話題となっている。開発した田原市の食品加工・販売を営む中内田明子さんは、「認知度がアップして売り上げの増加につながっている」と感謝している。
■土産に勧める
中内田さんが開発したみそシリーズは、しその爽やかな香りにじゃことみそのうまみが混ざる「じゃこしそみそ」、豚のこくとみそのうまみが重なる「赤味噌(みそ)豚肉みそ」、みそに鶏肉のうまみを融合させ、スパイスでアクセントを出した「名古屋コーチン辛みそ」の3種類。
じゃこしそと赤味噌豚肉は、「家庭の味」として食卓に彩りを添え、来客にも好評だった。このため、商品化を経て名古屋コーチン辛も加え、名古屋市内のショップ「名鉄商店」で2023年から販売されるようになった。ほかに田原市のホテルとスーパー、豊橋市のJRの売店の3カ所で売られている。
最初に取り上げられたのが、文藝春秋の『CREA(クレア)』2024年冬号。『週刊漫画TIMES』や集英社の『Web eclat』(ウェブエクラ)、今春に朝日新聞出版が発売した今さら聞けない『名古屋の超基本』などを含め計6回、単体やセットで紹介された。
お酒と人間ドラマを描いた早川パオ原作の漫画本『まどろみバーメイド』17巻では、「愛知県代表」の酒のおつまみのとしてじゃこしそが選ばれ、「(カクテルとの相性を)お試し頂けます」と呼びかけている。
名古屋の超基本では、「シン・名古屋みやげ」としてヒルトン名古屋の「黒毛和牛と八丁味噌のビーフカレー」などとともに名古屋コーチン辛を挙げ、厳選した料理研究家は「食材とのマッチングも楽しいので、みやげに!」と勧めている。
中内田さんは「掲載者側から連絡があったが、掲載の理由はわからない。ただ、有名なところと一緒に選ばれたものもあり、ブランドとして認められたことがうれしい」と感激する。
1個680円。この影響もあって販売先では売り上げが増え、特に名鉄商店での業績が好調。「販売当初と比べ、今では3倍以上。毎月約300個の注文がある」と喜んでいる。
■指導者たたえる
中内田さんは、豊橋技術科学大学で生産から加工、流通・販売まで一貫して行う六次産業化の講座で学んだ後、タハラ・ディップとしてブロッコリー、トマト、トウモロコシなどをベースに開発した商品を、17年から売り出している。これまでに県のコンテストで最優秀賞、全国大会でも入賞した持ち主だ。
この春まで特任准教授として豊橋技科大で受講者を指導した山内高弘さんは「活躍が目覚ましい」とたたえている。