台風6号不気味に接近中

23年の集中豪雨と気象条件類似/独自に特別警戒態勢/豊川桜町連区

2026/06/01

3年前に越水した諏訪川を視察する鈴川連区長㊧と古市会長(豊川市蔵子で)

 不気味な台風6号が接近中だ。2023年6月に東三河を襲った集中豪雨と気象条件が似ており、当時浸水被害を受けた豊川桜町連区は独自に特別警戒態勢を敷くことになった。

 気象庁の予想では、台風は本州の太平洋側を沿うように北上。県内では2日から3日にかけて大荒れの天気になる見通し。台風の東側には前線が延び、これら気象条件が23年6月2日から3日にかけて線状降水帯を伴う記録的豪雨をもたらした時と酷似している。

 当時、桜町連区では佐奈川や諏訪川、白川などで越水。排水施設の機能を超える内水氾濫も重なり、地区内の小田渕町や蔵子などで446世帯が床上・床下浸水し、車両364台が水没した。同連区防災推進協議会の古市修康会長(74)は、台風6号のコースと接近が予想される日付が3年前と重なることに「何とも不気味です」と話す。

 連区では鈴川智彦連区長(86)の判断で特別体制を敷く。SNSで各町内会の役員と被害状況などの情報を随時共有し、注意報が出た時点で避難所となっている桜町地区市民館で役員が常駐する。道路の冠水に備え、イオンモール豊川の屋上駐車場や寄付公園に車両避難できるように準備する。

 3年前の豪雨の後、連区は市に要望し、地区内の河川敷などに新たな監視カメラが6台設置された。市内初の道路冠水カメラも2台設置され、スマートフォンで状況をリアルタイムで把握できるようになった。佐奈川と諏訪川の合流地点などでは水底に堆積した土砂などを取り除く浚渫(しゅんせつ)工事も行われた。

 鈴川連区長は「同じ被害に遭わないように対策をしてきたが、町民一人一人が逐一情報に気にかけて早めの避難行動を心がけてほしい」と話している。

23年6月2日、冠水した桜町地区市民館前の道路(桜町連区提供)

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3年前に越水した諏訪川を視察する鈴川連区長㊧と古市会長(豊川市蔵子で)

23年6月2日、冠水した桜町地区市民館前の道路(桜町連区提供)

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