ライダーら日没までに石川県千里浜のゴール目指す/渥美半島・恋路ヶ浜から400台以上出走
2026/06/03

「勝手に見送り隊」の見送りで手を振って出発するライダー(恋路ヶ浜で)
日の出とともに日本列島の太平洋側の海岸などからライダーがオートバイでスタートし、その日の日没までに石川県・千里浜のゴールを目指す「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー」(SSTR)が、5月30日までの8日間繰り広げられた。スタート会場の一つ、渥美半島・恋路ヶ浜(伊良湖岬)からは400台以上が出発していった。
■横断幕掲げ
恋路ヶ浜の駐車場には初日の5月23日、午前4時前からオートバイが続々と集まった。地元の東三河や関東、関西のほか、ゴール近くの石川県や富山県、遠く九州の久留米のナンバーも。あいにくの曇り空ながらも、数十分後には約120台に膨れ上がった。
ライダーたちは日の出の時刻となった午前4時44分、「太陽を追いかけろ!GOTO千里浜!」の横断幕を掲げた「田原バイク部」を中心とする「勝手に見送り隊」のメンバー約20人から「行ってらっしゃい」の見送りを受け、オートバイで出走した。その後、見送り隊も次々と走り始めた。
勝手に見送り隊によると、この8日間で恋路ヶ浜から出発したライダーは、見送り隊16人を含め約415人。2回目の参加となった三重県いなべ市の会社員藤原慎也さん(42)は出発前、「ゴールの時の感動が忘れられず、また、行きたくなる」とSSTRの魅力を語った。
初日にスタートした部員で、見送り隊員でもある岡田美奈さんは「途中、雨に降られ、心が折れそうになったが仲間に支えられて完走できた」と喜んだ。
田原バイク部は、市内のバイク仲間らの集まり。実行委員会をつくってカブミーティングの開催やバイクの日(8月19日)にちなみステッカーの配布、児童養護施設の慰問、SSTRの参加や見送りの活動を行っている。この見送り活動には、市内の「菓子蔵関」「長栄軒」が協賛している。
■目標に向かって
SSTRは、日本最大級のツーリングラリー。オートバイ冒険家の風間深志さんの発案で2013年から始まり、今回で14回目。走るルートは参加者で決め、テクニックや順位を決めるのではなく、各自が目標に向かって走るのが目的だ。1万4000台のエントリーがあった。
SSTR運営委員会が主催。ライダーは主催者が選んだ指定の道の駅や能登半島の復興拠点として地域を支える能登半島の道の駅を含む高速道路のサービスエリア、パーキングエリアなどに立ち寄り、15ポイント以上を集めてゴールすると完走証がもらえる。