多彩な手法 色鮮やかな表現

豊川の「ちな舎」でアートサポートグレイス利用者ら/来月5日まで絵画展

2024/04/27

作品と齋藤施設長(豊川市高見町の「ちな舎」で)

 一般社団法人「輪」の就労継続支援B型事業所「Art Support Grace(アートサポートグレイス)」=豊川市南大通=の障害のある利用者らが描いた絵画展が、同市高見町の「ちな舎(ちなや)」(北村有里オーナー)で開かれている。5月5日まで。

 ギャラリーには、アクリル絵の具で描いた作品17点が展示されている。利用者5人が描いた色鮮やかな抽象画で、F3サイズから50×70サイズまで様々。ビー玉を転がして線を描き色付けするなど、様々な手法を取り入れながらその時の気持ちや日頃の思いをイメージしながら描いている。

 同事業所は昨年11月開所し、現在の利用者は12人。知的、精神的障害者らがフラワーアレンジメントとおみくじを合わせた「花みくじ」の制作や看板・店舗壁へのペイントなどを行い、アート活動にも力を入れている。

 施設長の齋藤飛呂さん(36)は、保育士や障害者入所施設勤務の経験があり「障害のある方が、個性を発揮しながらストレスなく過ごせる居場所を提供したい」とし「今後アートを軸に仕事の幅を広げていきたい」と熱い思いを語る。

 この場所での絵画展は初めて。「作品展示は利用者の励みになる。まず地域の方に見ていただき、存在を知ってほしい」と来場を呼びかけている。

 開催時間は、午前10時から午後5時まで。29・30日休み。

 問い合わせは、ちな舎=電話090(4446)0980=へ。

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