スマホの翻訳アプリで会話/デモンストレーションを披露
2024/02/29
翻訳アプリを実演したクルーエアーさん(右端)ら=豊橋市公会堂で
豊橋市民生委員児童員協議会地域福祉部会の研修会が28日、市公会堂であり、この中でスマートフォンの翻訳アプリの実演が行われた。
出前講座の講師役を務めた市多文化共生・国際課の職員が、多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」の操作方法を説明。市役所でインターンシップ中のドイツ人、テュレキシー・クルーエアーさんも参加し、スマホを通して日本語とドイツ語で会話するデモンストレーションを披露した。
研修会ではこのほか、外国人に関する相談先として市役所と市国際交流協会の窓口があることや、役所内で多言語通訳サービス「KOTOBAL(コトバル)」が活用されていることなどが紹介された。
日本人同士で普段何げなく使っている日本語でも、外国人に分かりやすい「やさしい日本語」に言い換える配慮が必要だとして、一文を短くすることなどポイントを市の担当者は指摘。「やさしい日本語に正解はない。相手に伝わる日本語と態度で寄り添い、コミュニケーションをとってほしい」と呼びかけた。