桜色のたくあん発売

菜の花の花びらちりばめる/キムラ漬物

2024/03/03

販売されている「渥美半島の春色たくあん」

 たくあんを主に製造しているキムラ漬物は、地元の田原市内を彩っている菜の花の花びらをちりばめた桜色の「渥美半島の春色たくあん」を発売した。菜の花と、ほんのりとしたピンク色の見た目が、春を感じさせる。

 市内では、遊休農地で菜の花を栽培、食用油を生産するなどの菜の花エコプロジェクトが展開され、同社はこれに貢献する活動をする「菜の花エコサポーター」。菜の花を活用した商品が何かできないかと開発を進めていた。

 菜の花の花びらをたくあんに添えるだけでなく、春のイメージをより打ち出そうと計画。ダイコンを塩と米ぬかで3度漬けする伝統的な製法で作ったたくあんを、アカダイコン色素とアカキャベツ色素の天然系色素でほんのりとしたピンク色に漬け込んだ。

 甘酸っぱい味が特長で、販売先で試食した女性は「すごくおいしいです」と早速購入した。

 伝統食品の漬物の一つ、たくあんの生産量が減少している中、同社企画営業の木村彰太さん(26)は「漬物を食べない人も、手に取るきっかけになり、漬物を食べてもらえたら」と話している。

 限定販売で、価格は税込み350円前後。道の駅田原めっくんはうすなどで扱っている。

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