かつおと生きくらげのポン酢風じゅれ/三谷水産高と平松食品コラボ/蒲郡
2024/03/07
新商品を薦める(左から)久家さんと山田さん=ラグーナテンボスで
県立三谷水産高校(蒲郡市)の実習船が釣り上げた魚を使ったジュレつくだ煮「愛知丸シリーズ」の第7弾「愛知丸が釣ったかつおと生きくらげのポン酢風じゅれ」が、発売された。これまではご飯に合うように作られてきたが、今回は麺や洋食との相性を考えて、生徒たちが試行錯誤して完成させた。
新作はカツオのつくだ煮をメインに、豊川市産キクラゲやシイタケのつくだ煮を加え、シソ風味を利かせたゼリー状のポン酢でまとめた。刺し身や豆腐にのせたり、うどんやハンバーグなどのソースとして使ったりもできる。
開発に関わった、いずれも水産食品科3年の久家由秀里さん(18)と山田怜さん(同)は「狙い通りさっぱり仕上げることができた。サラダのドレッシングにしてもおいしいです」と薦める。
シリーズは、豊橋市梅薮町のつくだ煮メーカー「平松食品」が学校と共同開発で、2012年から始まった。これまでにショウガやめんたいこなどで味付けした6商品を発売している。
同校は県内唯一の水産高校。生徒たちは実習船に乗る遠洋漁業研修で、カツオの一本釣りなどに挑んでいる。ただ、生徒の釣り上げたカツオは大きさがバラバラで、卸し先が限られていた。「実習で釣った魚を地元で生かしたい」という学校の思いに共感した同社が商品化に乗り出していた。
瓶入りで税込み480円。本社工場直売店やオンラインショップ、蒲郡市海陽町のラグーナテンボスで販売している。