豊川初戦突破成らず

春のセンバツ／モイセエフ大会第１号／終盤阿南光への反撃及ばず

2024/03/20

モイセエフが大会第１号本塁打を放った（阪神甲子園球場で）

　豊川は初戦突破ならず―。第96回選抜高校野球大会（センバツ）は19日、阪神甲子園球場で２日目第１試合が行われ、東海地区代表で10年ぶり２回目の出場となった豊川（愛知）は阿南光（徳島）と対戦、終盤の反撃及ばず４―11で敗退した。

　豊川は、先発の鈴木爽太が昨秋の左肘手術の影響か、初回に２失点、２回も満塁のピンチを招くなど精彩を欠き、早々に５点を追いかける展開となった。

　７回に中村丈の右前打と北田真心の左前打、山本羚王の四球で満塁のチャンスをつくり、２死から代打の三浦康生が三遊間を破る適時打で待望の１点を返した。

　８回には、林優翔が中前打、主砲のモイセエフ・ニキータが右翼席ポール際へ飛び込む大会第１号の２ラン本塁打を放ち２点差に迫った。

　しかし、最終回は投手陣が相手打線に捕まり６失点。その裏、鈴木貫太と山田時之介の安打で満塁とし、林優翔の中前打で１点を返し、さらに２死満塁でモイセエフを迎えたが三振に終わった。