認知症への理解深める

豊橋で「東田校区認知症よりそいたい」/チラシ配布し啓発 声かけ練習も

2024/03/30

声かけの練習をする参加者ら(豊橋市吾妻町で)

 地域住民らが認知症について理解を深めるチラシを配りながら、町内を練り歩くイベント「東田校区認知症よりそいたい」が28日、豊橋市吾妻町公民館とその周辺で開かれた。

 住民や自治会役員らからなる参加者32人は、公民館で30分ほど認知症サポーター養成講座を受講。認知症の人への対応の心得「1驚かせない、2急がせない、3自尊心を傷つけない」などを学んだ。

 その後、3グループに分かれて吾妻町から東田仲の町や朝丘町、宮下町、栄町の5町を練り歩き、「認知症の人にやさしい町にしませんか?」などと書かれたチラシを通行人や商店主などに配った。

 最後に、公園などで老人福祉施設職員らが認知症当事者役となり、参加者が「お1人ですか?」「お名前は?」「お家はどこですか?」などと声をかける練習をし、活動は終了した。

 イベントは、市中央地域包括支援センター(前畑町)と校区自治会が共催。2022年秋に東田中郷町で初めて開かれ、23年5月に西郷町と東田町西脇で開かれ、今回が3回目となる。

 林正幸自治会長は「実際に体験し、話し合うことが大事。校区全体に活動を広めていきたい」と感想を話し、市長寿介護課の職員は「推計では、25年に65歳以上の5人に1人が認知症になる。皆が声をかけ合い、見守れることが大事になる。他校区にも広めていければ」と話した。

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