リトアニアと関係深化模索

大使館に刺し子などブース出展/豊橋市

2024/03/31

在リトアニア日本大使館で豊橋市の産品が展示されたブース(豊橋市提供)

 豊橋市はバルト3国の1つ、リトアニアに機会を捉えて市の魅力をアピールし、関係深化を模索している。2月28日に在リトアニア日本大使館で行われた天皇誕生日祝賀レセプションに初めて出展したのも、そのひとつだ。

 レセプションには、同国内の都市と姉妹都市などの提携を結ぶ日本の5市町がブースを出した。その中に豊橋コーナーも開設され、三河木綿の刺し子や豊橋筆、次郎柿のチップスなどが並んだ。

 当日は同国の農業相や保健相など約260人が来場し、特に刺し子に強い関心が注がれたという。リネンが有名な同国で、同じ繊維製品に注目が集まった。

 東京五輪・パラリンピックでリトアニアのホストタウンに登録された同市は2019年6月、国土のほぼ中央に位置するなど、いくつかの共通点がある同国のパネヴェジス市とパートナーシティ協定を結んだ。以来、中学生を同国に派遣したり同国産品を販売するフェアを開催したりするなど、交流を図ってきた。

 市によると、今回は日本大使館から声がかかったという。

 市多文化共生・国際課の白藤謙一課長補佐は、コロナ禍で一時途絶えた同国との行き来がコロナ明けで再びできるようになったことを踏まえ、「市役所全体でリトアニアとの関係性を深めていきたい」と語った。

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