支部員の力作42点並ぶ

日本水彩画会豊橋支部/市美博で28日まで作品展

2024/04/24

作品を寄せた皆さん(豊橋市美術博物館で)

 日本水彩画会豊橋支部(大竹良夫支部長)の作品展が23日、豊橋市今橋町の市美術博物館で始まった。支部員21人から42点が出展されている。

 このうち冨安賞に輝いた青木三千代さんは、自然の中に飲み込まれていく廃屋とそれを覆うものを対比させ、丁寧に作品を表現した。日本水彩画会支部奨励賞を受賞した中村恒子さんは、長年追求するモチーフの人形を繊細に表し、作品にした。

 仁枝一恵さんは20号ながらスケールを感じさせる画風が作品の特徴。庭の片隅にある園芸道具を質感豊かに描き、豊橋支部奨励賞に選ばれた。

 入会1年目の中川マサ子さんは、春の庭の様子をきめ細かく表し、豊橋市教育委員会賞を受賞した。

 28日まで。展示作品のほとんどは、6月23日~30日に東京都美術館で開かれる本展に出品される。大竹支部長は「みんなが本展を目指して描いた力作を見てほしい」と来場を呼びかけている。

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