「目見ない」「物投げない」「近づかない」守って/相次ぐ情報で豊川市が注意喚起
2024/04/24
21日に豊川市内の住宅地で目撃された猿の後ろ姿(桜町連区提供)
豊川市で野生の猿の目撃情報が相次いでいる。いずれも山から離れた住宅地で出没しており、市は注意を喚起している。
21日午後には桜町2、蔵子7、中部町で相次いで目撃された。翌22日には早朝から中部町をはじめ、久保町、中条町、三谷原町でも情報が寄せられた。
このうち桜町では白鳥若宮神社の境内の木に登っているところや、近隣の小田渕の住宅街を歩いているところを発見された。桜町連区の鈴川智彦連区長は「この地域で猿が出没したことはこれまでに聞いたことがありません。神社のすぐ隣には小学校もあるので心配です」と話している。
市は、猿に遭遇した時の対応に「猿の目を見ない」「物を投げない」「近付かない」の3点を挙げ、「猿に気のないふりをして、その場からそっと離れてください。猿が興奮して襲ってきそうな場合は、猿から目をそらし、背中を向けずに後ずさりしてその場を離れてください」と呼びかける。