竣工式と内覧会

JAひまわり新総合集出荷センター/作業の一元化など最先端技術導入

2024/04/24

今泉組合長が強い農業の拠点へ決意を示した

 JAひまわり(今泉秀哉組合長)は23日、豊川市三上町で新総合集出荷センターの竣工(しゅんこう)式を開き、JA職員や行政、設計・施工の関係者らが完成を祝った。

 式では今泉組合長は「厳しい状況の中、難局を乗り越えて将来へ農業を続けるため、これからが正念場となる。強い農業作りを具体的に実現する拠点にしたい」と話した。

 祝辞を述べた竹本幸夫市長は、農業産出額で県内トップを独走する田原市と豊橋市を挙げ、「3位の座を死守するため、効率的な取り組みで農業振興に力を入れ、強い農業の環境を地域一丸で整えていきたい」と語った。

 関係者による内覧会もあり、出席者は担当者の案内で総合集出荷センターの荷受・検査ラインや販売先仕分けライン、低温庫と冷蔵庫、加工室、菊類ばら受け作業室のほか、JA職員が業務を行う管理棟を見て回った。

 新施設には、花き・青果の一元集荷と複数ライン検査の効率的な集出荷体制のほか、出荷物・販売先データのQRコード化による自動分荷やタッチパネル方式による検査結果・配荷物の確定、品目別・温度帯別冷蔵庫による出荷物の適温管理、屋根の全面遮熱シート施工と全面空調による高温対策など最先端の技術が導入された。

 敷地面接は2万5919・23平方メートル。鉄骨造り1階建て、延べ床面積は1万691平方メートル。農林水産省が進める強い農業づくり総合支援交付金事業に基づき、建設が進められていた。事業費は23億670万円。このうち補助金が11億1554万7000円(国費10億1413万4000円、市町村費1億141万3000円)。管理棟・造成工事費は8億6930万円となっている。

関係者らが新総合集出荷センターの内部を見て回った

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