来月上旬から開催/火縄銃演武などイベント続々
2024/04/28
設楽原決戦場まつりでの火縄銃演武=昨年6月
新城市内で5月上旬から6月上旬にかけて、「しんしろ戦国絵巻三部作」と銘打った三つの観光イベントが開かれる。近年は新型コロナウイルス禍や雨天による中止があり、全て開催されるのは5年ぶりとなる。長篠・設楽原の戦い(1575年)から来年で450年の節目を迎えるのを前に、歴史観光に弾みがつきそうだ。
三部作は、新城市長篠の長篠城跡周辺を会場にした「第59回長篠合戦のぼりまつり」(メーンイベントは5月5日)▽同市作手清岳の亀山城跡などでの「第43回作手古城まつり」(5月12日)▽同市竹広の信玄塚などでの「第35回設楽原決戦場まつり」(6月8日)。
いずれの行事でも、戦国時代をほうふつとさせる火縄銃演武、和太鼓演舞を楽しめる。第一弾となるのぼりまつりでは、岡崎市から会場までを走りぬく「鳥居強右衛門戦国街道ラン」、武将や姫に扮(ふん)して練り歩く「合戦行列」が予定されている。
また、長篠城址史跡保存館では5月1日、企画展「長篠軍記」が始まる。開館60周年を迎えるのを記念し、6月3日まで収蔵品の特別公開を行う。火曜は休館となる。
湯浅大司館長は「5~6月は新城における『戦国月間』のようなことになる。昨年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の流れを受け止め、戦いから450年となる来年に結び付けたい」と話している。