侵入盗多発 対策の重要性啓発

豊橋署/羽根井校区で「まちの防犯診断」/安全安心な校区へ気持ち新た

2024/04/28

防犯対策を話し合う豊橋署員ら(豊橋市羽根井校区で)

 豊橋署はこのほど、豊橋市羽根井校区で「まちの防犯診断」を行った。同署員や自治会、防犯協会のメンバーなど約10人が住宅への侵入盗など、犯罪被害を防ぐために校区内を巡回した。

 参加者は羽根井小学校周辺の住宅街を点検した。署員は死角になりやすいアパート1階の窓や、一軒家裏口などの危険性を指摘。「塀を伝って2階から侵入されることもある。夏場でも窓の施錠を徹底することが重要」と伝えた。

 同校区では今年、住宅から現金などが盗まれる空き巣被害が2件発生。昨年には店舗に侵入される「出店荒らし」の被害もあった。
署員は「近年は荒っぽい手口が増えている」と紹介し、防犯センサーやライトの有効性を説明。「高級住宅街が狙われている傾向もある。多額の現金を保管しないなど、対策を住民に伝えてほしい」と訴えた。

 この日は、同校の教員も参加。数年前から、学校のプールに空き缶やゴミ袋が投げ込まれるイタズラ行為が続いているという。

 教職員は清掃などの対応に追われ、児童がガラス製品などを踏みつけて負傷することを危惧している。署員は、校内の防犯カメラや照明の位置を調整する対策を提案した。

 参加者に「環境を整えることが防犯につながる。みなさんの力で安全安心な校区にしていただきたい」と語った。

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