武田勝頼公を通した交流

設楽原をまもる会が甲府市のふるさとまつりに参加

2024/04/30

設楽原をまもる会会員ら一行(甲州市大和町の景徳院で)

 地域にある戦国時代の史跡保護と歴史的価値の発信を続ける新城市の設楽原をまもる会(内藤彰会長)は28日、武田家終焉(しゅうえん)の地である山梨県甲州市で開かれた「ふるさと武田勝頼公まつり」に参加した。鈴木幹夫市長や市民らと交流した。

 内藤会長ら35人が市内大和町の勝頼の菩提寺・景徳院の法要に参列し、手を合わせた。この後、まつり会場となる旧大和中学校グラウンドで勝頼を中心とする武者行列や演武、小学生による天目山勝頼公太鼓などを見学した。式典で鈴木市長らとともに内藤会長が登壇し、まもる会との関わりを紹介された。

 会場の一角で大和おもてなし倶楽部(野澤和雄代表)が特別企画展「武田家の聖地」を開き、長篠・設楽原の戦いの資料や写真を展示した。野澤代表のほかに新城出身で甲州市老人クラブ会長の澤田正志さんが加わり、案内役を務めた。

 鈴木市長は市議会の議長、副議長の当時、設楽原を訪れたという。「信玄塚で長く慰霊していただいていることに心から感謝している。今後も交流を続けていきたい」と話した。

 まもる会は、織田・徳川連合軍が武田騎馬隊を打ち破った長篠・設楽原の戦い(1575年)の舞台となった設楽原に馬防柵を復元して毎年、設楽原決戦場まつりを開き、戦死者を慰霊している。戦いに敗れた勝頼が自害した大和町(旧大和村)とは30年以上の交流がありお互いが毎年、祭りに訪れている。

鈴木市長㊨と内藤会長(甲州市大和町の旧大和中学校で)

馬上の勝頼公役(同)

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設楽原をまもる会会員ら一行(甲州市大和町の景徳院で)

鈴木市長㊨と内藤会長(甲州市大和町の旧大和中学校で)

馬上の勝頼公役(同)

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