多くの拍手と笑いをとる

社会人落語日本一寄席に出演/豊橋市の会社員、堤晋一郎さんが活躍中

2024/05/06

決勝戦の高座に上がる六ツ家千艘さん=提供、©社会人落語日本一決定戦大会事務局

 大阪府池田市で3月末に開かれた「社会人落語日本一寄席」に、豊橋市の会社員、堤晋一郎さん(49)が出演した。六ツ家千艘(りくつやせんそう)という芸名で活動。古典と自作落語の2本を披露し、多くの笑いと拍手を浴びた。

 「社会人落語日本一寄席」には、六代桂文枝が大会統括を務める社会人落語日本一決定戦の入賞者が高座に上がる。堤さんは、昨年12月に開かれた第15回の大会で第3位となり出演を果たした。

 堤さんは、神奈川県横浜市出身。小学生の時に読んだ落語の本をきっかけに落語が好きになり、大学進学の際には落語研究会(落研)のある九州大学を選び、入学後は念願の落研に入った。

 大学院卒業後、三菱ケミカル株式会社(元三菱レイヨン株式会社)に入社。広島、富山、豊橋と赴任先は変わったが、行った先々で、その地域にある社会人の落語団体に入り、活動してきた。豊橋では、アマチュア落語家らでつくる豊橋落語天狗連のメンバーとなり、豊橋各所で開かれる落語会などに出演している。

 会社では「社会人落語家、やってます」と自らの活動をオープンにしている。職場の人たちに知ってもらうことは、自分のためだけでなく「互いに良い関係性を生み出す助けにもなる」と考える。

 豊橋に赴任して4年目。4月から製造3部の部長になった。会社生活とは全く異なるところにある落語だが、「ワークライフバランスはうまくとれている」と話す。その上で、「会社生活への影響を強いて言えば」と前置きし、「楽しい雰囲気を持ち込むことに一役買っているかもしれない」と控えめに語った。

 今年も社会人落語日本一決定戦に挑む。「自作の落語で決勝の舞台に挑戦したい」と意欲を示す。

社会人落語について話す六ツ家千艘こと堤晋一郎さん(三菱ケミカルで)

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決勝戦の高座に上がる六ツ家千艘さん=提供、©社会人落語日本一決定戦大会事務局

社会人落語について話す六ツ家千艘こと堤晋一郎さん(三菱ケミカルで)

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