浜松サーラリファイン見学会

2010/05/15

保護カバーがはずされた工事中の鉄骨ブレースを見学する

 サーラグループ(中村捷二代表)は14日、浜松市東区西塚町にある浜松サーラビルのリファイン工事現場見学会を開き、午前と午後の2回で建築関係者、自治体関係者ら延べ200人が参加した。同グループ100周年記念事業の一環で築28年になる複合ビルの浜松サーラビルを遠州地区のフラッグシップ店にするもので今年11月の完成予定。

 浜松サーラビルは、1981年(昭和56年)6月完成。地下1階、地上7階建て。リファイン工事は、今年1月から始まった。

 見学会は、世界で初めてになる外付け鉄骨ブレース補強工事現場の外壁と各階で行われている内装工事の紹介。

 設計を請け負った青木茂建築工房(福岡市)が、工法について説明した。同工房によると静岡県は、東海沖地震への備えから耐震基準が、他県より厳しく、通常の耐震化工事では、強度を確保できなかったという。

 このため、国土交通省の「住宅・建築物耐震改修モデル事業」の採択を受け、世界初の地上から7階までの外壁を斜めに通す鉄骨ブレース工法を採用、同県耐震基準の2割増しを確保する。

 外壁は、建物の斜めに通した鉄骨ブレースを覆うようにガリバリウム鋼板を用いて一新する。鋼板には、ガスの泡をイメージした凹凸のデザインを施す。

 見学者らは、現存の建物を生かすことで環境負荷低減を図ると同時に高度な耐震化工事が、どのように行われているかを熱心に見て回った。(樋口育造)

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