2002/10/26
豊橋信用金庫(水野勲理事長)は24日夜、小坂井町フロイデンホールで「高校生のための演奏会」を開き、東三河の音楽科に学ぶ生徒や吹奏楽部で活躍する高校生など約500人を招待した。
地域への文化貢献をめざして96年に創立75周年記念で「とよしんクラシックコンサート」を始めた。その第1回コンサートで来演したウィーン・フィルハーモニー首席フルート奏者のマインハルト・ニーダマイヤー氏が、同日の演奏会に出演してくれた。
コンサートは、武蔵野音楽大学助教授・岡崎悦子さんがピアノを演奏、横浜で「ハマ・クラシックアンサンブル」を主宰する成瀬志保さんが司会を務めた。演奏はモーツァルトの「フルートのためのピアノソナタ・ハ長調K14」で始まり、ビゼー組曲「アルルの女」よりメヌエットなどポピュラーな曲も含めて9曲。
ニーダマイヤー氏は、これから本格的に音楽の道を志そうとしている高校生が集まっていたことから、演奏の途中で英語で演奏の内容や技術的な話を加えながら、心地よいフルートの音色を会場に響かせ、高校生たちを魅了した。
これに対し、桜丘高校音楽科3年の松坂綾美さんと成章高校3年の太田淑惠さんが花束を贈ってお礼をした。
同金庫では、11月30日午後5時からアイプラザ豊橋(豊橋勤労福祉会館)で恒例になった「第7回とよしんクラシックコンサート」を開く。演奏は、チェロの名手として知られるダニエル・グロギュラン氏とピアノでは菅野潤氏が来演する。