日本女子ソフトボールが豊橋大会

東北復興の思い込めて12、13日に熱戦展開

2013/10/11

観客を魅了する白熱のプレー

 第46回日本女子ソフトボール1部リーグ第9節豊橋大会が12、13日の両日、豊橋市岩田町の豊橋市民球場で開かれる。11月に上位4チームで行われる決勝トーナメントに向けて、1位のトヨタ自動車(豊田市)と2位のルネサスエレクトロニクス高崎(群馬県高崎市)の首位争いや、3位のデンソー(刈谷市)の4強入りに向けた攻防、9位のシオノギ製薬(兵庫県尼崎市)の1部リーグ生き残りをかけた戦いなどに注目が集まる。日本ソフトボール協会など主催。豊橋ソフトボール協会など主管。東海日日新聞社など後援。

 同節は豊橋市をはじめ、神奈川県横浜市と佐賀県佐賀市の全国3会場で行われる。豊橋大会では、トヨタ自動車とデンソー、シオノギ製薬、勝敗同率9位のSGホールディングスグループ佐川急便(京都府京都市)の4チームが戦う。

 4月からの全10節のリーグ戦で争われる同リーグで、第9節はリーグのクライマックスを見据えた大事な対戦。今年も大会スローガンを「とどけよう スポーツの力を東北へ!」と掲げ、東日本復興支援への思いを込めて各チームが熱戦を展開する。

 日本リーグ女子は1部と2部に分かれており、1部リーグのチーム数は12チーム。リーグ戦全10節終了後は、上位4チームによる決勝トーナメントを行い、リーグ優勝チームを決める。1部リーグ最下位チームは2部リーグ1位チームと入れ替わる。1部リーグ11位のチームは2部リーグ2位のチームと入れ替え戦を行う。

 豊橋大会出場チームでの主な注目選手は、投手では首位トヨタ自動車のモニカ・アボット(アメリカ)。防御率0・40、6勝1敗で投手ランキング1位と好調。同率1・13、無敗で8連勝中のトヨタ自動車、山根佐由里(三重県)の活躍にも注目が集まる。

 打撃面では、トヨタ自動車の長﨑望未(京都府)が打率0・462で打撃ランキング2位。打率0・444のトヨタ自動車、渡邉華月(鹿児島県)も同ランク3位とチームを引っ張る。トップ10にランクインしているデンソーの伊藤綾香(埼玉県)や佐川急便のステーシー・ポーター(オーストラリア)の打撃にも期待がかかる。

迫力のバッティングにも注目が集まる

地元の子どもたちも大会運営に参加する

日本女子ソフトボール最高峰の選手らの試合を観戦する来場者たち

試合前後にさまざまなイベント

 試合の前後には、チーム選手によるスタンドへのサインボール投げや、サイン会など、さまざまなファンイベントが開かれる。地元の小学生や高校生も大会運営に参加する。

 会場の豊橋市民球場は、駐車場の台数が限られているため、主催者は来場者に対して公共交通機関の利用を呼びかけている。

 ■試合日程
 【12日】①トヨタ自動車×シオノギ製薬(午前10時~)②デンソー×佐川急便(午後0時30分~)③デンソー×シオノギ製薬(午後3時~)

 【13日】①シオノギ製薬×佐川急便(午前10時~)②トヨタ自動車×佐川急便(午後0時30分~)③トヨタ自動車×デンソー(午後3時~)

 入場料
 一般=前売り1000円、当日1200円、中高生=前売り600円、当日800円
 小学生以下無料

 前売り券販売所=豊橋市体育協会事務所(豊橋市岩田運動公園内)、同市総合体育館(同市神野新田町)、同市内スポーツ店(ウシダスポーツ、オオタスポーツ、ヤマモトスポーツ)

 ※本特集は第7節終了時点(9月8日)の公式データを元に構成

『ソフトボールの醍醐味、味わって』豊橋ソフトボール協会会長・神野武郎

 第46回日本女子ソフトボール1部リーグ第9節「豊橋大会」を主管・開催させていただくにあたり、日本ソフトボール協会をはじめ日本リーグ関係者の皆様に厚く御礼申し上げますと共に、熱戦を繰り広げていただきます各チームの皆様には心から歓迎を、そして、ご観戦いただくファンの皆様に感謝を込めてご挨拶申し上げます。

 厳しい環境が続く中、今年も日本女子ソフトボール1部リーグを当地に招き開催させていただき、地域の皆様にソフトボール競技の醍醐味(だいごみ)を味わっていただき、より多くの人々にソフトボールを親しんでいただき、お年寄りから子供さんまでもが男女を問わず生涯スポーツとして普及に努めたいと願っています。

 残念ながら、先のロンドン五輪から野球とソフトボールがオリンピックの種目から除外されてしまいましたが、昨年、カナダで開催された「第13回世界女子選手権大会」で、女子ソフトボール日本代表チームが優勝し、あの北京オリンピックでの活躍に我々の血潮を沸き立たせてくれた感動を呼び起こしてくれました。

 日本リーグの各チームには、世界のトップクラスの選手が参加し、ソフトボール競技の素晴らしさを盛り上げてくれています。今大会を通じて多くの方々に世界一のプレーに感動していただき、ソフトボールを楽しんでいただけたら幸いであります。

 また、ソフトボールは生涯スポーツとして大きな役割を担っていることは、誰もが認めるところであります。この機会を生かして、ファンの皆様と共にソフトボール普及に努めたいと願っています。

 改めて、今大会の開催に当たり日本リーグ関係者やチームの皆様、さらに開催にご理解をいただきました豊橋市をはじめ、多くの市民の皆様や地元企業のご後援を賜りましたことに深く感謝申し上げご挨拶とさせていただきます。

2013/10/11 のニュース

観客を魅了する白熱のプレー

迫力のバッティングにも注目が集まる

地元の子どもたちも大会運営に参加する

日本女子ソフトボール最高峰の選手らの試合を観戦する来場者たち

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