【乳がん検診・治療が受けられる病院】医療法人豊岡会 豊橋元町病院
2014/10/08
スタッフ一丸となって取り組む
豊橋元町病院は、質の高い医療、看護、介護サービスを提供し、地域社会に根ざした社会貢献をめざす豊岡会グループの中心に位置する療養型病院である。
平成16年、豊橋駅前の豊橋中央病院を大清水町に新築移転し、豊橋元町病院として開院した。
予防医療にもいち早く取り組み、民間病院の先駆けとなった検診車で胸部・胃部の検診も行ってきた。
院内に健康管理センターを開設したのも早く、25年以上の歴史を誇る。
検診は、一般健康診断をはじめ、企業健診、特定健診、人間ドック、政府管掌の巡回検診車による検診まで幅広く行っている。
乳がん検診は、豊橋市の乳がん検診の受け入れ医療機関として気軽に利用してほしいとスタッフ一丸となって取り組んでいる。
開院当初から女性の検診に力を入れている同院は、常に女性が利用しやすい環境になっている。乳がん検診と子宮がん検診を一度に受ける人が多いことを考慮して、マンモグラフィ撮影室と婦人科診察室を一体化し、婦人科専用の待合室を設けている。待ち時間をゆったりと過ごすことも大切と環境を快適に整え、よい撮影・よい診療につなげている。
診療放射線技師は8人おり、そのうち3人の女性技師がマンモグラフィの撮影を担当。いずれもマンモグラフィ検診精度管理中央委員会の技師認定を取得している。
「マンモグラフィは痛い検査という情報が先行しているが、大事な検査だと理解していただき、安心して受診できる環境づくりにも心を配ってる」 と松尾佐夜佳技師。院内での写真検討会や、外部の先生にも指導を仰ぎ、日々向上に努めている。
「乳がんは、女性だけの病気ではない。気になる症状があれば男性でも気後れせずに受診してほしい」と過去に男性の乳がん患者を診ている検診部の永田隆良技師は話す。
マンモグラフィの読影は協力体制にある乳腺外科専門医院まつおクリニックの松尾院長に依頼。エコーは婦人科医師が担当する。
医療施設とは別に同院は、検診・受診中に利用できる託児サービスを行っている。利用者の立場に立って考えられたサービスで、豊橋中央病院時代から続いている。
乳がんは、30~40代の女性がかかる率が高いが、年齢的に幼い子どもを持つ人が多く、検診に行けない理由のひとつになっていたことから、同院では女性が利用しやすい環境を整えようと考え、そこから託児サービスが始まった。保育士の資格を持つスタッフが責任をもって預かり、利用料は無料。受診者は時間を気にせず、安心して検診を受けることができる。
今後も受診者の声を取り入れ、女性が利用しやすい検診施設として設備の充実やサービスの向上をめざしていく。
婦人科疾患の中でも、乳がんは早期に発見すればするほど治癒も可能です。検診に来られた方には定期的な検診を呼びかけるとともに、自己検診も勧めています。どうやっていいかわからないという方にはパンフレットを渡し、積極的に声をかけています。
日ごろからまめに自己検診を行い、普段と少しでも変わった様子があれば一日も早く受診しましょう。当院では、スタッフ一丸となって、検診しやすい環境とサービスを心がけています。
豊橋市南大清水町字元町205
電話=0532(26)1000
http://www.toyookakai.or.jp/