地域医療の向上と予防医療に努める

【乳がん検診・治療が受けられる医療機関】総合青山病院

2014/10/20

健診センター2階検診室で鈴木センター長を囲んで

 総合青山病院は、急性期医療、回復期リハビリテーション、慢性期医療、在宅医療に加え、予防医療を行う体制を整え、地域の中核病院として、これまで以上に公益性の高い医療の提供に努めている。

 診療科目は20科。急性期病棟から健診センターまで集約させることで、地域医療への取り組みを向上させ、低侵襲の放射線治療装置「サイバーナイフ」や術中CTなどの最新医療機器を駆使した高度先進医療を推し進めている。予防医療においては健診センターが担い、地域の人たちの健康づくりを援助している。

 健診センターは、今年の10月で3年目を迎え、地域の予防医療の拠点として、地域の人たちの健康を支えている。

 同センターは4階建てで、本館南側に位置し、独立施設となっている。これによって一部の検査を除いては診療棟の本館を行き来することなく健診が受けられ、受診者の利便性をアップさせた。

 くつろいだ環境のもと、親切・丁寧で、安全・安心な健診を行い、検査結果をわかりやすく説明することを、基本方針の一つにあげている。

 マンモグラフィにおいては、精度と技術の高さが評価され、2013年7月から、マンモグラフィ検診施設画像認定における健診施設として認定されている。
 撮影技師はすべて女性で、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会の認定を取得した女性技師が撮影。技術A判定を持つ七海順子さんと永籏祐似さんを中心に、下津真実さん、小林美早紀さんの4人で担当。情報をたくさん読み取ることができる“いい写真”を撮ることに全力投球し、早期乳がん発見に努めている。

 昨年8月、浜松で開催された第54回日本人間ドック学会学術大会で、放射線技術室を代表して永籏さんが「当院におけるマンモグラフィー検診の成績」と題し、同院の検診成績を発表。今後のスキルアップへつなげた。

 乳腺エコーは、超音波検査士である齋藤百代さんと今泉知津絵さんが担当し、常に女性技師で対応できるように2人体制で行っている。

 「健診によって要精検となった場合、今度は、本館の検査室にある最新鋭のエラストグラフィで、より詳しくダブルチェックできることも安心につながる」と齋藤さん。
 今泉さんは、昨年12月、乳がんと乳がん検診の重要性を伝えるピンクリボンアドバイザーの資格を取得。「受診者の不安を和らげる一助になれば」と考え、アドバイスに生かしている。

 長年、外科医として乳腺治療にもあたっている鈴木正臣センター長は「検査はすべて女性技師が担当する。安心して健診してほしい」と呼びかける。疾患の早期発見のために、より精度の高い健診センターをめざす。

 瀬川昻生名誉院長は「地域の人たちに応えられる一流の施設にするために現場スタッフも頑張っている」と話し、真の意味での地域の予防医療の中核として地域の人たちに応えていきたいと語った。

マンモグラフィ室

エコーも女性技師2人体制

1階受付

地域の皆さまの中核病院として◎森本紳一郎先生

 地域医療、高度先進医療、予防医療の3つを診療の柱とし、地域の中核病院として、地域住民、地元企業で働く皆様の要望にお応えしています。今年の10月で3年目を迎えた健診センターによって健診者も増え、さらに予防医療の推進に努めています。

 院内では、月1回、予防医療委員会を開き、各診療科の連携を含めた健診体制や技術面での情報を交換。質の高い健診を行い、疾病の早期発見に努め、医療の質の向上に取り組んでいます。

総合青山病院/概要

豊川市小坂井町道地100―1
電話=0533(73)3777
http://www.aoyama-hp.or.jp/
*乳腺外来(外科外来にて対応)は随時

2014/10/20 のニュース

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マンモグラフィ室

エコーも女性技師2人体制

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