穂の国の森から始まる家づくりの会が大塚小学校で環境教育
2015/02/03
新しいスギ板を張る児童ら(穂の国の森から始まる家づくりの会提供)=蒲郡市大塚小で
「穂の国の森から始まる家づくりの会」(伊藤正幸代表)はこのほど、蒲郡市大塚小学校で環境教育「循環する教室の空気はビタミン材運動」を行った。卒業を控えた6年生57人が参加。会員の大工らの指導のもと、教室の壁に張られたスギ板の掲示板を張り替えた。
地元木材の良さを知り、山林の環境に興味を持ってもらおうとこの運動を展開している。今回は、昨年の6年生が張ったスギ板を新しいものに交換した。
子どもたちは、くぎ抜きを使ってスギ板をはがしたり、のこぎりで切ったり、やすりをかけたりと、慣れない大工仕事に精を出した。「くぎ打ちやノコギリを使うのは初めて」「いい匂いがする」「海をきれいにするためにも、森林を大切にしたい」などと感想を話した。はがした板には自分の目標を書き込み、記念に持ち帰った。
この運動は昨年12月、環境省の地球温暖化防止活動環境大臣賞(環境教育活動部門)を受賞。10年以上の活動で東三河の小中高生延べ約2000人が参加した。会員は「豊橋発祥の530(ゴミゼロ)運動のように全国に広げたい」と意気込んでいる。