児童にスギ板の張り替え指導/穂の国の森から始める家づくりの会/豊川
2015/08/22
スギ板を張り付ける児童
穂の国の森から始まる家づくりの会(伊藤正幸代表)は21日、豊川市代田町の代田小学校で「教室の空気はビタミン材運動」を行った。工務店や大工、建設会社の社員などからなる同会員15人が、児童34人に地元木材の魅力を伝えた。
参加児童は7つの教室で、スギ板の張り替え作業を実施。会員の指導を受けながら、くぎなどの工具を使った大工仕事に励んだ。
同会は2000年に発足。東三河の小中高を訪問する「ビタミン材運動」を展開して、自然や木材の持つ魅力を児童生徒に伝えている。訪問校では、間伐材を使用したスギ板を黒板横に張り付ける作業を実施。この日は、紙芝居を通じた環境教育も行った。
ビタミン材運動は、長年にわたる活動が評価を受け、昨年12月に環境省の「地球温暖化防止活動環境大臣賞」を受賞。今年度は、冬場に蒲郡市や豊川市の小中学校での授業を予定している。
会員は、木材のぬくもりや香りを体感してもらい、自然循環への関心を高める活動を継続している。伊藤代表は「五感で感じ取ってもらい、自然に思いを寄せてほしい」と話す。