寒茶作り参加者楽しむ

元愛知大教授松下智さん/東栄町で講習会

2017/01/20

 長年お茶の起源と伝搬に関する研究を続ける元愛知大学教授の松下智さん(85)=豊橋市弥生町=が18日、JR東栄駅構内の喫茶店ちゃちゃカフェ(東栄町三輪)で「寒茶講習会」を開催。お茶に関心のある12人が寒茶作りを楽しんだ。

 寒茶は、一年で最も寒い「寒」の期間に採って製茶したお茶。松下さんは30年ほど豊田市足助町で寒茶作りを指導。現在特産品として販売されている。

 講習会開催は、松下さんが同カフェに立ち寄った際、店主の宮田良子さん(67)らとお茶談議で盛り上がったことがきっかけ。

 この日、参加者らは松下さんの講話後、近くの茶畑でヤブキタを採取。せいろで蒸し、天日に干した。3日ほど干して出来上がるという寒茶は、これから同カフェで出されるという。

 松下さんは、茶の起源とされる中国奥地やアジア各国の茶産地を100回以上訪れ、茶の標本や茶に関する書物、茶器、民俗資料など約2000点を収集。昨年、それを茶文化の普及に力を入れる袋井市に寄贈した。同市では、松下コレクションとして市内各地で展示会を開催している。

 今回の講習会に袋井市から参加した同市市会議員の兼子春治さん(71)は、「茶文化の街として松下コレクションを末永く活用できるよう管理運営をしている。将来的に資料館建設も考えている」と話す。

 松下さんは「お茶の復活で、荒廃した茶畑を再生させたい」と熱い思いを語る。

2017/01/20 のニュース

茶を摘む松下さん㊥と兼子さん㊨

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