上映作品未確定で発表できず

「ええじゃないかとよはし映画祭」まで3週間/チケット販売が目標の1割以下/登壇ゲストの確定できず

2017/02/11

 豊橋市制施行110周年を記念した終盤の目玉事業として、3月3日~5日まで、穂の国とよはし芸術劇場プラットで開催される「ええじゃないかとよはし映画祭」。開幕まで3週間と迫ってきたが、登壇する「ゲスト」が決まらないため、いまだに上映作品を発表できない事態に陥っている。

 近年、市内での映画やドラマのロケが増えている豊橋市。同映画祭では、市にゆかりのある監督・俳優らが関わる作品や、市内でロケが行われた作品などを上映し、シティプロモーションの一環として「映画の街」を打ち出すもくろみだった。

 昨年8月の110周年記念式典では、同市ふるさと大使を務める映画監督・園子温さんと、同市出身の女優・松井玲奈さんが、それぞれディレクターとアンバサダーに就くことを発表。今年1月からはチケット販売を始め、2月1日には、映画祭に参加する監督6人を発表した。しかし、開幕前3週間を切った現時点でも、肝心の上映作品と詳細な日時が発表されていない。

 この時期になっても作品を発表できない理由は、同映画祭が売り物にしてる「全ての上映作品に出演俳優や監督などの『ゲスト』を登場させる」点にある。

 担当する同市企画部シティプロモーション課の豊田達也課長によると、現状ではゲストを確定できておらず、セットになる作品も発表できない状況。出演交渉しているゲストのスケジュールが抑えられない場合、予定していた上映作品の変更もあるからだ。同課では「直前でないとゲストが決まらないのは、どの映画祭でも同じ」と釈明する。

 ゲストとの出演交渉は、東京にある映画・ドラマの制作会社アットムービーに委託しており、ゲストとセットになる作品の選考も実質的にア社が担っている。

 豊田課長は「作品はおおむね決まっている」と現状を説明するが、その数について尋ねると「10~15本くらい」と流動的だ。上映以外にも、ゲストによるトークショーやパネル討論も計画しているが「内容はまだ分からない」。同課ではア社が行っている作品選考やゲストとの交渉について、詳しい状況を把握していない様子だ。

 作品の発表について「今月20日ごろにしたい」としているが、映画祭開幕が目前に迫っており、発表もインターネットのみ。市民への周知としては十分とは言えない。1月15日号と2月1日号の「広報とよはし」で映画祭について紹介しているが、上映作品については触れていない。開幕直前の3月1日号でも、上映日程を掲載できない見込みだ。

 だが、上映作品が未発表ながらチケット販売は始まっており、9日までの集計で売り上げ枚数は約260枚。販売目標としている3000枚の1割にも達していない。「不安はあるが、作品とゲストを発表すれば一気に売れると思う」という豊田課長。

 20日以降のチケット売れ行きに期待している。

2017/02/11 のニュース

映画祭でアンバサダーを務める松井玲奈さん㊧と、ディレクターの園子温監督(2016年8月1日、市制施行110周年記念式典で)

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