「日中おむつゼロ」達成

蒲郡・なごみの郷東三河で初/4年の取り組み実る/運動療法など導入/尊厳と継続性重視

2018/06/27

 蒲郡市柏原町の特別養護老人ホーム「なごみの郷」が、利用者の排便に関するサービス「日中おむつゼロ」を達成した。東三河の施設で初めてという。施設は「誰しも、おむつはしたくない」とのテーマを掲げ、約4年前からプロジェクトを組んで取り組んできた。大田和敬施設長は「利用者の尊厳を重んじ、継続性を重視したサービスを行いたい」と話している。

 施設は、2014年から「介護力向上プロジェクト」として、高齢者自らが排便できるように促す事業を開始。健康を保つため、1日に1500ミリリットルを摂(と)る「水分ケア」や、排便パターンを安定させる運動療法などを取り入れ、平均年齢80代の利用者29人の「おむつ外し」に成功したという。

 プロジェクト開始前は、利用者の大半がおむつやパッドを着用。自立歩行が困難な高齢者が多く、排せつ介助の回数を減らすため、水分摂取をためらう人も目立っていた。

 施設は試行錯誤を繰り返し、利用者一人一人の性格や生活習慣に合ったサービスを提供。以前と比べ、体調が悪化して入院する利用者は激減し、担当職員の負担が軽くなる効果もみられる。太田施設長は「心身が整い、以前よりも元気になった人が多い」と影響を語る。

 不変理念は「おだやかな“生きる”を支えたい」。特養のほかに、デイサービスや老化予防に取り組むフィットネス事業、看取(みと)りまで行う。太田施設長は「どのような症状や年齢でも、あらゆる高齢者に頼られる施設を目指している」と信念を語る。

2018/06/27 のニュース

高齢者への運動療法を行う職員(蒲郡市柏原町で)

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