サーラグループきょう創立110周年

笑顔とともに―記念事業への取り組み開始

2019/10/10

１１０周年記念のロゴマーク

　ガス事業を核にビジネス展開するサーラグループ（豊橋市）は10日、創立１１０周年を迎える。グループ各社では「笑顔とともにサーラ」をキャッチコピーに、周年記念事業への取り組みを始める。

　来年４月豊川市に13店目をオープンするサーラプラザは、「暮らしの提案拠点」としての機能を再構築し、魅力を向上させるプロジェクトをスタートさせる。「子供・親子笑顔プロジェクト（仮称）」では親子連れで楽しめるイベントを企画。「サーラ大感謝祭（ガス展）」では、１１０周年記念のイベントやキャンペーンを実施する。またグループ内に「ユニバーサル暮らしデザイン研究会（仮称）」を設け、暮らしやすさを追求した商品・サービスの開発をめざす。研修センターを地域と連携した学びの場として提供していくことも検討している。

　サーラグループは１９０９（明治42）年に設立した豊橋瓦斯が始まりで、翌年には浜松瓦斯を設立。43（昭和18）年に両社が合併して中部ガスとなり、愛知・静岡両県で都市ガス事業を展開してきた。戦後はＬＰガスや土木・設備、住宅販売、自動車販売など事業を多角化。２００６年に持ち株会社サーラコーポレーションを設立し、16年にはグループを再編してグループの一体化を図った。今年12月には、グループの中核だった中部ガスとガステックサービスを「サーラエナジー」として統合、グループ再編を完了して新たなスタートを切る。