桜の季節 

勝つ「喜」びを

第4章 77回

2020/08/30

野澤登真主将にチームの特徴を聞いた

 桜丘バスケ部主将を務める野澤登真に、今年のチームの特徴を聞いてみた。「昨年に比べてスピードがあり、速い展開からチームは流れに乗る勢いを感じる。外角シュートでもゴールを狙える選手が多くて攻撃の幅は広い。(土屋来嵐や佐々海弥など)楽しみな1年生が数多くいて、チーム内での競争意識は高まっている。(コロナ禍で大会が中止や延期になったが)早く試合に出て、自分たちのバスケを高めたい」と意気込んだ。

 2020年の展望を占う新春恒例のニューイヤーカップでは、常磐大高(茨城)に勝ったが、飛龍(静岡)や福島東稜に敗れてガッカリした。その後、コロナ禍もありなかなか公式戦で彼らをじっくり見る機会が減り、今の成長度を測ることもできていない。

 野澤主将をはじめ、エース松野遥弥、大黒柱リバスなどチームを支える選手たちは、新たに1年生を加えた新チームでどんな成長を遂げたか。

 新人戦で中部大第一に完敗した時、江崎悟監督は「試合を組み立てられない。バスケにならない。もう一度、ゼロからチームを考える」と再構築を明かした。今冬のウインターカップへ向けて、新しい戦力が加わったチームは、どんな「形」でコートに戻ってくるのだろうか。楽しみだ。

 もしオール愛知が実施されれば、選手たちにとっては約7カ月ぶりの公式戦。普段の練習では経験できない「試合勘」や「緊張感」を取り戻すとともに、何より「試合で勝つ喜び」を実感してほしい。

 アスリート、特に、高校生の選手たちは大きな舞台を経験することで成長していく。そのためには、その場所に立たなければいけない。勝ち続けた先に「飛躍」がある。

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