桜の季節 

戦い「始」まる

第4章 86回

2020/11/01

期待の土屋来嵐㊨が高校デビュー戦を終えた

 桜丘の戦いが、始まった。

 全国高校バスケ選手権大会(ウインターカップ)愛知県予選2回戦。シードで2回戦から登場の桜丘は、愛産大三河と対戦し、112―66で危なげなく準決勝へ進んだ。

 先発は、野澤登真と松野遥弥、リバスに加え、1年生の佐々海弥と土屋来嵐。第1Qから攻撃の手を緩めず松野とリバスが2桁得点を挙げるなど相手を圧倒した。ルーキー2人は6分30秒の出場でともに2得点と物足りなさを感じた。それ以上にシュート回数がまだ少ない。ただ、高校デビュー戦ということを考慮すれば頑張っているだろう。

 第2Qは、松浦奏斗と菅原琉司が良かった。ウインターカップへ向けて期待している岩崎カイオが2得点、杉浦太紀は無得点。もっとできる選手なので、本来の力を出せるようになってもらいたい。

 第3Qでは、大島碧の3点シュートが好調だった。今大会の最後までこの調子をキープし、強豪相手でも決められるメンタルを持ってほしい。そのほか、桂川翔太郎もゴール下などでうまさを見せた。

 これで、桜丘は3年連続7度目の全国切符まで残り2勝となった。どの大会も初戦は自分たちの力を発揮できずに終わることが多い。格下相手とはいえ、桜丘が順調に初戦を突破したのはうれしい。

 準決勝の相手は、愛産大工を撃破して勢いに乗る岡崎城西。桜丘にとって、決して油断できる相手ではない。

 一方、安城学園は順調に勝ち上がっており、決勝で対戦する可能性は高い。岡崎学園は苦しみながらもベスト4へ名乗りを挙げた。どちらが相手でも、桜丘は常に「桜丘らしく戦う」ことが、全国への最も近い道になりそうだ。

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