高大連携で観光について学ぶ

新城高校で豊橋創造大准教授迎え講義／「自然に勉強、楽しい授業」

2021/01/21

生徒らに講義する伊藤准教授（新城高校で）

　新城高校（竹下昌宏校長）観光ビジネスコースの生徒10人が19日、豊橋創造大学短期大学部キャリアプランニング科の伊藤圭一准教授を講師に迎え、２回目の観光学の授業（全４回）を受けた。

　この日、生徒らはテキスト「観光学の基礎」に沿った講義から、観光が「触れ合い」「学び」「遊び」に集約されていること、観光が最近になって産業として市民権を得たことなどを学ぶとともに、余暇の歴史についての理解を深めた。外国での失敗談やユーモアを交えた講義に、生徒らはリラックスしながらも真剣に聞き入っていた。後半には観光検定クイズで盛り上がった。伊藤准教授は「生徒の皆さんが温かく迎えてくれ、有意義な時間にしようという気持ちが伝わってきた」と笑顔で語った。

　河合佑紀さん（18）は「自然に勉強することができ、楽しい授業だった」と振り返った。自衛官をめざしているという井上虎紀さん（18）は「これからの観光のあり方、自分が高齢になったときの交通手段など、考えさせられることが多かった」と話した。

　鈴木麻予教諭は「大学の先生の講義は、いい緊張感の中で違う見方、新しい発見があり、生徒にとっても自分にとっても良き学びの機会になる」と喜ぶ。

　今後の講義では、テーマパークやスキー場について学ぶ予定。高大連携にも力を入れる同校では、ほかの授業でも同大学から講師を迎えている。