桜の季節 

難しい「環境」で

第4章 99回

2021/02/07

桜丘はアオーレ長岡のコートに立てるだろうか

 コロナ禍で、高校バスケを取り巻く環境は厳しさを増し続けている。緊急事態宣言は愛知を含む10都府県で3月7日までの延長が決まった。

 東京五輪は延期や中止などさまざまな憶測が飛び交い、大会組織委員会で多少のゴタゴタはあったが、当初の予定通り7月23日の開幕へ向け着々と準備は進んでいる。

 同時期、7月24日に開幕予定となる北信越総体(インターハイ)は、バスケを開催する新潟県などで競技実施へ体制を整えているが、状況は不透明で混沌(こんとん)としている。

 今年度の冬季大会は、スケートやスキーなどが長野県で無観客開催され、選手たちが熱戦を繰り広げており、2年ぶりの夏季大会の開催を期待せずにはいられない。どうか無事に大会を迎えてほしい。

 もし順調に行けば、今夏のインターハイの舞台は新潟県長岡市にあるアオーレ長岡。元日本代表のベテラン五十嵐圭をはじめ、納見悠仁や水野幹太、西田優大、伊藤領など高校バスケで桜丘と対戦した若手選手たちが所属する新潟アルビレックスBBのホームアリーナ。桜丘で訪れたことのある選手はいるだろうか。

 アオーレ長岡は、新国立競技場の設計で知られる著名な建築家・隈研吾氏が建築デザインした建物だ。外観や内装だけでなく、アリーナも洗練されたデザインで楽しめる。

 約半年後、コロナ禍を乗り越えた桜丘が最高のチームとなり、選手たちがあの舞台で躍動する姿を期待したい。

 一方、アメリカで活躍する富永啓生の2年目が始まっている。感染拡大の影響により練習や試合が中止されるなど難しい環境で挑戦している。自分の目標を見失わず、一歩ずつ着実に前進してほしい。

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