上酔尾さん母校で指導

桜丘高校女子バスケットボール部

2021/05/03

上酔尾さん（中央）が選手たちに基礎力の大切さを伝えた＝桜丘高校体育館で

　プロバスケットボール・Ｂリーグの三遠ネオフェニックスのアカデミーコーチを務める上酔尾巳唯さんが２日、母校の桜丘高校女子バスケットボール部でスキルアップのクリニックを行った。

スキルアップに基礎教える

　桜丘女子は、愛知県高校総体バスケ東三河予選を制し、県大会ではベスト４進出を目指す。今回のクリニックでは、山辺正幸監督が「選手一人一人の技術を高め、１試合を通し走り切る脚力、チーム全員で守る連携を強化したい」と、ドリブルやパス、シュートなど、上酔尾さんの指導を通じバスケに必要な基礎を選手たちに伝え、強豪相手でも臆せず最後まで戦い抜く気持ちの大切さを教えた。

　女子バスケＷリーグの新潟アルビレックスＢＢラビッツや東京羽田ヴィッキーズで活躍した上酔尾さんは「基礎力を上げることで、難しいプレーも成功率が高まる。一つ一つのプレーを丁寧に、ミスなくできるようになってほしい。今年のチームは身長があり、チーム全体で戦う力を上げれば上位進出も期待できる。明るさを武器にみんなで勝ち上がってほしい」と話した。

　上位進出の鍵を握るのは、１年生ながらチームを引っ張るＰＧ西尾優花、リバウンドや大事な場面で得点を決める川瀬未奈。上酔尾さんは西尾について「バスケセンスを感じる。もっといろいろなアイデアを使って、積極的に攻めてほしい。勝ちたい気持ちが強くなれば、さらに成長できるはず」と期待を寄せた。

　西郷碧主将は「今年のチームは、１年生から３年生まで仲が良く、明るく前向きで団結力がある。県大会では、ベスト４を目標にみんなで頑張りたい」と笑顔で決意を語った。