7日に手筒煙火奉納

「備後国府まつり」で豊川の「一西手筒連」

2025/06/03

機械を使って縄を巻く特別仕様の手筒(豊川市篠田町で)

 豊川市一宮西部を拠点とする煙火組織「一西手筒連」が、今年も7日に広島県府中市で開かれる「備後国府まつり」で手筒煙火を奉納する。今年は地元でも特別な年にしか披露しない化粧巻きの手筒を揚げる予定で、メンバーは1日まで2日間、篠田町内で作業に追われた。

会場で配るミニ手筒ストラップ(同)

今年は“化粧巻き”メンバーが準備作業

 5月に町内の竹やぶで採った竹に、機械も使って縄を巻き、サイズは1~3斤、半斤の合計24本を製作。このうち、煙火責任者の中嶋雅之さんが揚げる3斤は三つよりの縄で巻いた特別仕様となった。

 府中市とは2013年のB―1グランプリin豊川を機に交流が生まれ、コロナ禍を除いて毎年現地で手筒を披露しているが、今年4月の篠田神社祭礼で府中市から来訪した吉田希美さんがヨウカンと呼ばれる1斤を奉納した。その吉田さんに感謝を伝える意味で、地元でも神社の建て替えや活動の周年にしか披露しない特別な手筒を揚げることになった。

 会場では放揚済み手筒を抱え撮影するフォトスポットも設け、参加者には手筒と同じ竹材や要領で作ったミニ手筒ストラップ200個を配る。代表の田中隆矢さん(47)は「文化の交流の架け橋となり、豊川の手筒を見に来たり、吉田さんのように揚げに来たりする方が増えれば最高です」と話す。

6日に火薬入れをし、翌7日早朝にメンバーの家族ら含め22人で出発する。

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会場で配るミニ手筒ストラップ(同)

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