地域スポーツ企画「とにすぽ」 

最後まで見せた勝利への意志

三遠ネオCS敗退の要因を考える

2025/06/02

琉球戦で左足を負傷した佐々木隆成

 Bリーグの2024―25シーズンは宇都宮ブレックスの優勝で幕を閉じた。bjリーグ時代以来10季ぶり日本一を狙った三遠ネオフェニックスの戦いは道半ばで終わった。チャンピオンシップ準決勝敗退の原因はどこにあったのか。

痛かった佐々木の負傷/攻撃の起点どう構築?

 ◆大きな痛手
 琉球ゴールデンキングスとのCS準決勝では、佐々木隆成の負傷が大きな痛手となった。今季リーグ1位(平均6・5回)のアシスト数を記録した絶対的な司令塔を欠き、大浦颯太や根本大の奮闘はあったが、勝負の局面で三遠の攻撃は手詰まりに終わる場面が少なくなかった。

 2メートル強の外国人選手を擁してゴール下を堅強に守る琉球に対し、三遠はデイビッド・ヌワバやヤンテ・メイテンが個人技で何とかこじ開けてゴールを奪った。本来ならば、大野篤史HCが積み上げた内外のバランス良い攻撃で攻略することもできた。攻撃の起点を失った三遠が琉球と互角の戦いを繰り広げたのは、選手たちの「勝利」への特別な強い気持ちがあったからだろう。

 佐々木は、左足アキレス腱断裂で全治6~8カ月。来季も三遠は厳しい戦いが続く。今季主力で活躍した吉井裕鷹や津屋一球に加え、4年目を迎える大野HC体制は、どんな布陣で勝負の開幕戦を迎えることになるか。

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