豊橋署/厳重な対策と警戒呼びかけ
2025/06/02
駐輪場に止められたオートバイ(イメージ・豊橋市内で)
豊橋市内で5月、ミニバイクが持ち去られるオートバイ盗が多発した。ハンドルロックが施された状態でも被害に遭っており、駅駐輪場や住宅駐車場など場所を問わずに被害が発生。豊橋署は利用者に警戒を呼びかけている。
署によると、暫定数として5月に8件の被害が発生。大橋通や花田町の市中心部の路上駐輪場で起き、多米中町や江島町のアパート駐車場でも盗まれている。
同署生活安全課の中川元宏課長は「わずかな時間でもオートバイから離れる際は必ず施錠をしていただきたい」と話す。
ハンドルロックした状態のバイクも持ち去られた。窃盗犯は人目の無い場所までバイクを引いて盗んでいる可能性があり、署はハンドルを傾けた状態でロックすることで運びにくくする対策を推奨している。
今年に入り、市内では4月末時点でオートバイ盗が8件発生。前年同時期と比べて46件減少の状況だったが、5月下旬に被害が多発した。手口が似通っており、犯人は盗みやすいバイクを物色して犯行に及んでいるとみられる。
そのため、タイヤを施錠する「U字ロック」の効果が高いとされる。中川課長は「自宅でも外出先でも厳重に防犯対策してほしい」と訴えている。