東三河各地で平和大行進
2025/06/02
引き継ぎ集会に参加した桜丘高校の生徒ら(湖西市内で)
核兵器の廃絶を目指し、8月の広島、長崎に向かって歩く「原水爆禁止国民平和大行進」の一行が5月31日に愛知県入りし、1日まで東三河各地を巡った。
5月31日、湖西市西部地域センター前の広場で静岡県行進団から愛知県行進団への引き継ぎがあり、横断幕などが渡された。※②面に関連
あいち平和行進共同連絡会の金本弘代表は、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞に触れ「草の根平和運動を代表するのが平和大行進。成功させて核抑止を」と訴えた。愛知の行進団は「被爆80年の節目に行進が東栄町などに広がった。平和の尊さを伝えたい」と述べた。
広島の原爆の残り火をともし続ける桜丘高校(豊橋市)から生徒3人と教諭も参加。生徒からは「平和学習で戦争の悲惨さ、核兵器の怖さを知り、参加を決めた」「平和を未来につないでいく」などの声が上がった。
平和大行進は1958年から毎年続けられ、今年で68回目。東京を5月6日に出発し、広島に向かうコースの一部となる愛知は11日まで12日間にわたり、各地で行進が行われる。