地域スポーツ企画「とにすぽ」
勝負の1年―中央大・吉居駿恭
2025/06/02
中央大学のエース吉居駿恭
◆伝統復活へ
田原市出身で中央大学の吉居駿恭(4年)が、集大成の1年へ好スタートを切った。神奈川県レモンガススタジアム平塚(平塚競技場)で行われた全日本大学駅伝関東地区選考会で2組目の1位(28分34秒81)となり、中央大学が圧倒的な強さの全体1位で本戦切符を獲得した。
中央大学は、昨年の全日本で12位と失速。雪辱を期した箱根駅伝は、スタートから吉居の快走で抜け出し、第4区までトップを維持し往路2位と好成績を残したが、復路では青山学院大学と駒澤大学の2強から大きく遅れ5位に沈んだ。
中央大学のエース吉居にとって、大学3大駅伝(出雲、全日本、箱根)優勝を目指す勝負の1年が始まった。伝統復活の旗頭として期待と重圧を背に、約30年ぶり日本一へ力強く一歩を踏み出す。