地域スポーツ企画「とにすぽ」
苦敗 豊川が得た収穫と課題
2025/06/02
豊川は準決勝で津田学園に敗れた
◆準決勝で敗退
三重県で行われた春季東海地区高校野球大会は、三重県勢同士の決勝を制した三重の優勝で幕を閉じた。愛知1位の豊川は準決勝で津田学園に敗れ、今夏への収穫と課題を得た。
桐陽(静岡)との1回戦、豊川打線は19安打17得点の猛攻で圧倒。津田学園との準決勝は、プロ注目の好投手・桑山晄太朗を攻略できず7回までわずか2安打に抑え込まれた。
ただ、8回に上江洲由誠が左翼席へ豪快な本塁打(走者追い越しで左前打)を放つなど、土壇場で勝負強さを発揮する場面もあった。投手陣では、先発の平野将馬がピンチを招きながらも、要所を抑える力投を見せた。
誤算は8回。エース中西浩平が制球に苦しみ、代わった田原波哉斗も長谷川裕記監督の期待に応えられなかった。とはいえ、敗戦後に選手たちが流した「悔し涙」は彼らの成長の糧となり、夏の大会につながるはずだ。