奥三河九条の会八木代表「感無量」
2025/06/02
シュプレヒコールを上げながら平和行進(新城市宮ノ西地内で)
奥三河九条の会(石倉義喜・八木憲一郎共同代表)による奥三河初の平和行進が1日、奥三河4市町村で行われた。「あいち平和行進」と書かれた横断幕を先頭に歩きながら、平和を願うシュプレヒコールを上げた。
午前8時30分、新城市役所前に約50人の参加者が集まった。参加者の1人・県原水爆被災者の会(愛友会)副理事長の大村義則さんは「核兵器のない平和を願い、次の世代に伝えていくことが大切」と訴えた。
参加者らは、「核兵器なくそう」「若者を守ろう」「戦争は嫌だ」などとシュプレヒコールを上げながら、市役所から新城駅、富永神社などを通って30分ほどの行進を行った。途中手を振る市民の姿も見られた。
被爆者で作手在住の黒田レオンさん(86)も行進に初めて参加した。「こうして歩いたり、何らかの形で行動したりすることで、多くの人に思い出してもらえることになる」と意義を語った。
平和行進はこの後、設楽町役場周辺、豊根村役場周辺、東栄町役場周辺でも実施された。
八木憲一郎代表は「奥三河で、こうして初めて平和行進ができて、感無量」と喜んだ。