JAZA今年度通常総会出席/きょうのんほいパーク視察
2025/05/22
日本動物園水族館協会の通常総会であいさつされる秋篠宮さま(代表撮影)
秋篠宮さまは21日、全国の動物園や水族館が加盟する日本動物園水族館協会(JAZA)の今年度通常総会に出席するため、豊橋市を訪問された。
秋篠宮さまはJAZAの総裁を務められている。市によると、豊橋訪問は2016年7月の「海フェスタ東三河」に出席されて以来、約9年ぶり。皇位継承順位第1位の「皇嗣(こうし)」になられてからは初めてという。
ホテルアソシア豊橋で開かれた総会で、秋篠宮さまはあいさつされ「近年、気候変動やそれに伴うさまざまな自然災害は、地球規模での問題になっております。私たちは、人を含むすべての生き物が生息する環境を整えていく必要があります」と指摘。その上で「動物園や水族館は生物の多様性保全をはじめ、地球環境に資するための一翼を担っているといえます。今後、希少種の域外、域内の保全をはじめ、JAZAとしてどのような貢献ができるのか、そのあるべき姿や将来像について考えていくことが求められていると申せましょう」とし「総会において多くの情報交換や意見交換が行われ、実りの多い会議になることを祈念し、私のあいさつといたします」と述べられた。
豊橋初開催の総会には、JAZA会員の動物園や水族館の関係者ら計約200人が参加した。シンポジウムでは、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)が大学などと共同で取り組んできた希少な両生類や鳥の保全活動などを紹介する講演があった。
秋篠宮さまは22日には同パークを視察される。