西尾さん一家に記念品贈る/田原市吉胡貝塚史跡公園
2025/04/27
10万人目となった西尾さん一家ら(シェルマよしごで)
田原市吉胡貝塚史跡公園「シェルマよしご」にある吉胡貝塚資料館の入館者が26日、2007(平成19)年の開館以来、10万人を突破した。10万人目となった家族連れに記念品が贈られた。
縄文時代後期から晩期の日本を代表する貝塚遺跡、吉胡貝塚(国指定史跡)が史跡公園となっており、同資料館は吉胡貝塚の人々の暮らしを模型や写真、出土品で説明、まが玉づくりや火おこしなどの縄文体験もできる施設となっている。
10万人目は、家族4人で訪れた同市内に住む西尾仁志さんの一家。
伊藤正徳教育長から1年間入館無料のパスポートや、10万人突破を記念したオリジナルTシャツ、石などを道具に学芸員が作ったベンケイガイの貝輪などが贈られた。
伊藤教育長は「貝塚をテーマにした資料館。見せるだけでなく、弓矢などの体験もできるので、これからも通ってください」とあいさつした。
西尾さん一家を代表し、長男の小学6年西尾駿佑君は「昔のことを知れたり、いろいろな体験をできたりすので、僕はここが好きです」と話した。まが玉づくりが好きという。
吉胡貝塚資料館は年間を通じ、家族連れや社会見学の小学生らが訪れている。観覧料は小・中学生100円、一般200円。月曜休館。