「かかりつけ歯科医」普及図る/豊橋市
2024/05/22
豊橋市は25歳と35歳を歯周病検診の対象年齢に追加
豊橋市は今年度から、現在20歳から70歳までの10歳刻みで市民に実施している歯周病検診の対象年齢に、25歳と35歳を追加する。痛くなる前に歯の健康をチェックする「かかりつけ歯科医」の普及を図る狙いがある。
新たに検診対象になるのは、1999年4月1日~2000年3月31日までと1989年4月1日~1990年3月31日までに生まれ、市内に住民票がある人。市内164カ所の歯科医院で、本来は5000~6000円ほどかかる検診を無料で受けることができる。
事前に電話予約してから受診する。市から受診券は送付されない。
昨年度の検診結果によると、進行した歯周病にかかっている市民の割合は年齢とともに増える傾向にあり、40歳の時点で53・1%と半数以上にのぼった。
市の調査では、定期的に歯科検診を受けている人は、全国平均と同じ6割程度。まだ歯茎の健康な若いうちからかかりつけ歯科医を持ってもらうため、市は検診年齢を拡大した。
市保健所健康増進課の歯科衛生士、瀧澤元美さんは「仕事や子育てで忙しい年代だと思うが、自分の体にも目を向け検診を有効活用してほしい」と話す。
問い合わせは、同課=電話0532(39)9136=へ。