三遠が着々準備/新アリーナ建設へ一歩/豊橋市が地元企業と契約締結
2024/09/29
多目的屋内施設名メインアリーナ内観イメージ(提供)
2026年にスタートするBリーグ・プレミアの参入へ向けて、三遠ネオフェニックスが着々と準備を進めている。豊橋市がスターツコーポレーションを中心とする豊橋ネクストパークと契約締結、新アリーナの建設へ一歩を踏み出した。
Bプレミア参入の審査基準は、①地域の活力として経済効果を生み出すための入場者数平均4000人以上、②多くの投資を実現する売上高12億円以上(バスケ関連事業9・6億円以上)、③地方創生の核となる5000人規模の新基準を満たすアリーナの確保が条件とされる。
三遠は昨季、Bリーグ8年目で初めて中地区優勝、7季ぶり2回目のチャンピオンシップ進出。レギュラーシーズン成績は46勝14敗(ホーム26勝4敗)中地区1位、リーグ全体3位。年間入場者数12万7065人(平均4235人)で、最多はSR渋谷戦の4841人だった。
Bプレミア参入クラブのライセンス審査結果は、10月17日に発表予定となる。三遠は管理部門の業務効率化へデジタル化を推進、組織力強化と収益性向上を図った。先行投資で赤字が懸念されるチーム費用について、スポンサー収入やチケット代、グッズ販売など経営努力により黒字転換を目指す。