救急出動が過去最多に

蒲郡市消防本部24年版消防白書/夏の猛暑やインフル流行原因か

2025/02/05

※蒲郡市消防本部の資料を基に作成

 蒲郡市消防本部は、昨年1年間の火災と救急活動の実態をまとめた消防白書を公表した。白書によると、市内の救急車の出動件数は前年より267件多い4374件で、統計を取り始めた1963年以降で過去最多となった。

 搬送者数は、同比189人増の3850人だった。平均すると1日に約12件の出動があり、市民の約20人に1人が搬送されたことになる。

 出動理由の内訳は「急病」が最も多く、前年より215件増加して3074件だった。夏の猛暑やインフルエンザの流行などにより、出動件数が増えたとみられる。次いで転倒による骨折などの「一般負傷」は横ばいで689件だった。

 救急隊が119番通報を受けてから到着するまでの平均時間は8分18秒で、前々年の全国平均より2分早かった。通報から病院収容までは32分30秒となり、同比で14分42秒早い。

 火災は前年より6件減って22件。主な出火原因は「たき火」が6件、「放火」「電気配線」「自然発火」が各3件。火災による死者はいなかった。

 救助活動は、出動が90件で前年より50件増加。救助人数は26人増加して44人。主な事故種別は「建物事故」が39件、「交通事故」が16件だった。

 119番通報は5828件で、1日に約15・9件の通報があったことになる。このうち火災通報が46件、救急通報は4327件だった。

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※蒲郡市消防本部の資料を基に作成

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