やらまいか喜導鯛が長篠合戦のぼりまつりで/新城
2025/05/07
田中さん(右端)とチンドン屋仲間(新城市長篠で)
新城市長篠で「第60回長篠合戦のぼりまつり」が開かれた5日、長篠城址(じょうし)入り口周辺でチンドン屋グループが演奏とパフォーマンスで祭りを盛り上げた。
このグループは、静岡県浜松市を中心とした「やらまいか喜導鯛」。メンバーの一人で新城市の田中誠一さん(82)の呼びかけに豊橋市から2人、浜松市から9人が集まり、近くで踊っていたフラメンコのダンサーも加わって計13人が、奇抜な衣装で演奏を披露した。
動くたびに人が集まり、笑顔でリズムをとり、携帯電話で写真を撮っていた。昭和時代の懐かしい曲が流れ、お年寄りは目を細め、子どもたちも珍しそうに眺めていた。
田中さんは「地元のまつりを盛り上げたい」と思い、ボランティアで参加した。
暑い中でのパフォーマンスを終え、「皆さんが喜んで見てもらい、自分たちも楽しかった」としたうえで、「今後も活動を続け、来年の桜まつりには20人を目標に集めて参加したい」と意欲を見せた。
妻のきみ子さんは「主人は20年以上前から始めた。何より主人の元気のもと」と話した。