東三河で蒲郡が唯一の入賞
2026/03/03

県広報コンクールで入賞した「広報がまごおり」の特集
2025年度の県広報コンクールで、蒲郡市が広報紙部門の奨励賞に選ばれた。東三河地方では唯一の入賞となった。
対象となったのは、「広報がまごおり」昨年6月号。一昨年12月に完成した「堤防アート」を取り上げた。堤防アートは全長約450メートルにわたる防潮堤をキャンバスにした壁画で、「蒲暦」と銘打ち、市内の風景が季節ごとに描かれている。市民やアーティストらが制作した。
特集では、33年前に描かれた元の壁画に携わった人たちへのインタビューを交え、新たな堤防アートにかける関係者の思いや取り組みを紹介している。
広報がまごおりは市秘書広報課の2人が制作している。特集を担当した五十嵐瑞希さんは「描かれた理由や関わった人の思いなど、背景を掘り下げることで、アートにより愛着を持ってもらえるような構成を目指した」と振り返る。取材は1年半に及び、約3000枚の写真から選ぶのに苦労したという。「広報紙を通して多くの人々の思いが詰まった作品を伝えたかった。評価されてうれしい」と喜んでいる。
コンクールは広報紙・写真・映像の3部門で、県内38市町から計140点の応募があり、うち5点が特選に選ばれた。蒲郡市が入賞した広報紙部門には、市から31点、町から7点が寄せられた。
審査員の1人で、中日新聞社編集局整理部デスクの田中篤至さんは「30年後、参加した子供たちはアートを見るだけでなく、広報紙を読み返すことで記憶がよみがえるはず。紙媒体の魅力は保存性の高さにある」と講評した。