豊橋中央高男子バレー部に期待

2009/06/06

東海総体も期待される豊橋中央男子チーム

 豊橋中央高校バレーボール部といえば女子チーム(小林幸夫監督)が全国区。今年の県予選は、苦しみながらもセット率で2位に入り、奈良県で開催されるインターハイの出場を決めた。4年連続13回目の全国の舞台。今年も期待が大きい。また男子も東海総体出場を決め、 活躍の年となった。

 一方、後発の男子チーム(渡辺裕吉監督)は県予選で初の4強入りを果たすなど今年は大躍進した。インターハイ出場はセット率で惜しくも逃したが、決勝リーグでは昨年、全国制覇を果たした星城を破る大金星をあげ3位に。20日から四日市市で開催される東海総体に出場することが決まった。

 男子チームは創部7年目。東三河地区では新人戦で3連覇するなど着実に実力をつけてきた。インターハイへの第1歩となる東三河地区予選は第1シードで登場し、1セットも失うことなく優勝。県大会でも好調を維持し、高蔵寺、東海南、東三河対決となった成章を下し、初の4強入りを果たした。決勝リーグには豊橋中央のほか、大同大大同、名城大付、星城が進んだ。

 愛知県は上位2校がインターハイに出場できる。決勝リーグ初戦の大同大大同戦は集中力に欠け敗れた。一週間後に決勝リーグが再開され、名城大付戦へ。試合開始直後、センターの橋本直也選手(2年)が顔面にボールを受け、右目コンタクトレンズが外れた。渡辺監督の使い捨てコンタクトを代用するなどアクシデントに見舞われた。試合はストレート負けだった。

 「このままでは、くじ運の4強といわれる。星城に勝って意地を見せよう」と渡辺監督の指示が飛ぶ。選手も強い気持ちで臨んだ。2敗するとインターハイへの道はほぼ絶望と言われる決勝リーグ。だが選手たちは、誇りを持って王者に立ち向かった。リードを許しながらも粘り続け、星城もあせり出す。「自分たちらしいバレーができた」と松本久嗣主将が語ったように、速攻を中心にコンビネーションバレーを展開し、25―22、25―19のストレート勝ちした。

 渡辺監督は「基本の反復が練習のメーン。また、東山(京都)、別府鶴見丘(大分)、長野日大(長野)などインターハイや春高出場チームとの練習試合を通じて得るものが大きい。県大会では台風の目になろうと目標を持った。東海総体は『台風2号』になります」と語った。

 男子バレー部は現在24人の部員。ほとんどの選手が東三河出身。平均身長は178センチ。東海総体は東海4県の上位3チームが出場する。

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