2012/03/27
パイプライン敷設予定エリア
中部ガス(中村捷二社長)、中部電力、静岡ガスの3社は4月2日、静岡県袋井市南西部から掛川市南東部に至る地域でガス供給を営む「南遠州パイプライン株式会社」を共同で設立する。社長には中部ガス常務取締役の鳥居裕氏が就く。
新会社は資本金2億5000万円。株主構成は中部ガスと中部電力が40%ずつ、静岡ガスが20%。本社は静岡県掛川市に置く。
3社は昨年11月、中部ガスと静岡ガスが共同で建設を進めている静岡―浜松間の天然ガス高圧パイプライン「静浜幹線」の活用について検討。天然ガス供給の要望が多い同地域でパイプラインを敷設し、ガス供給会社を設立することで基本合意していた。
今後、パイプライン敷設に向けた詳細の検討、販売マーケティングを進める。ガス供給は、静浜幹線運用開始後の13年末を目標とし、袋井市周辺から順次開始する。(石川正司)