桜の季節
Chapter.1 Episode.216
2026/06/28

桜丘は今夏に結果を出せなかった
ハイレベルな2日間の激闘が繰り広げられた東海大会は、大会前に予想された展開と異なる勝ち上がりとなったが、最後は中部大第一の優勝で幕を閉じた。この結果、愛知県はウインターカップの出場権(東海ブロック1枠)を獲得し、2チームが今冬の大舞台に出場できることが決まった。桜丘にとって、2年ぶり12回目の全国大会が大きく近づいた。結果論として、2回戦で敗れた桜丘は他力本願で「棚からぼたもち」の様相は強く手放しで喜べないが、スポーツの世界では「運」を引き寄せるのも実力のうちと割り切って、前向きに現実を受け止めたい。
今大会の準決勝。四日市メリノール学院が延長の末に82―80で藤枝明誠に勝利した試合は本当に驚いた。留学生のファウルが勝敗を左右した部分はあったが、桜丘が手も足も出なかった相手に粘り強く競り勝った勝負強さは「見事」の一言。桜丘も見習わなければならないだろう。中部大第一と僅差の接戦を演じた美濃加茂もかなり完成度は高く強かった。桜丘が東海を制した新人戦から約4カ月間。すべてを平等に定規で測ることはできないが、とはいえライバル校との差は縮まったのではなく逆転された。
3月下旬からKAZUCUPや能代カップなど怒濤(どとう)の春季遠征で、強豪校との対戦を重ねて実力を磨いてきた。だが、期待した通りの結果は出なかった。まだ、現時点で筆者にも「何が足りなかったのか」よく分かっていない。ただ、間違いなく言えることは「何か足りない部分があった」ということ。3年生にとって残り約4カ月、オール愛知2次Tは10月24日から始まる。高校バスケの集大成となる勝負のウインターカップまで約6カ月。全力を尽くせ!