警察署員と連携し声がけ説得

豊川信金東栄支店で振り込め詐欺防犯訓練

2013/11/05

窓口で声がけ訓練を行う職員ら

 振り込め詐欺被害の防止につなげようと、東栄町の豊川信用金庫東栄支店(渋谷展久支店長)は、設楽警察署と連携し防犯訓練を実施。職員10人と同署員2人が参加した。

 同支店の営業エリアは、高齢化率の高い過疎地域。狙われやすい高齢者を被害から守るため、実践的な訓練を行った。

 署員が客にふんし、ATM(現金自動預け払い機)を利用した「医療費の還付金詐欺」や、店頭窓口での「オレオレ詐欺」の2パターンを再現した。

 「住宅リフォームの資金に」と定期預金500万円を解約しようとする客に対し、職員はリフォーム業者の確認をしながら「実は、息子が会社の小切手を落としてしまって」と事情を聞き出した。客を別室へ誘導し、役職者2人が説得に当たった。

 職員らは「焦っているお客さまに、いかに話を聞いてもらうかが難しかった」などと感想を話した。

 県下ではオレオレ詐欺を中心に、振り込め詐欺が1月から7月末までに160件以上発生しており、なかでも現金受け渡し型の被害が増加傾向にある。

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