個人技とパスワーク武器に優勝

サーラカップ2013決勝大会・名古屋グランパスU12が接戦制す

2013/12/10

優勝した名古屋グランパスU12の選手と藤田氏(ヤマハスタジアムで)

 年末恒例のサーラカップ2013決勝大会(サーラグループ主催)は8日、サッカーJ1・ジュビロ磐田のホームとなる静岡県磐田市ヤマハスタジアムで開催され、接戦を勝ち抜いた名古屋グランパスU12が通算7度目の優勝を飾った。

 第10回記念大会となった今年は、東三河・西三河・静岡県西部の地区予選勝者、知多・横浜(神奈川県)・大垣(岐阜県)地区の招待チームなど小学4年生以下の16チーム、約250選手が参加。優勝を目指し、トーナメント戦による激闘を繰り広げた。

 開会式では、神野吾郎社長が「感謝の気持ちを忘れず、サーラカップをきっかけに大きく成長してほしい」とあいさつ。ジュビロ磐田の田中裕人、牲川歩見両選手も出席し、参加選手たちを激励した。

 今大会は、例年以上に各チームの実力が拮抗(きっこう)。最後まで勝敗の読めない1点を争う攻防が続いた。

 スタジアムの大型ビジョンには、両チームの得点経過が表示され、ゴールの度に観客席から大きな拍手が送られた。

 名古屋U12は、卓越した個人技とパスワークを武器に、攻撃主体のサッカーで勝ち進んだ。

 初戦のFCフォルミーガ、続くバディFCを破ってベスト4に進出。準々決勝では、サントスFCに先制を許す苦戦となったが、何とか同点に追いつき、最後はPK戦で辛くも決勝へ駒を進めた。

 決勝では、選手たちがメッセージを記した10周年旗とともに入場。名古屋U12は、近藤征也や佐藤大晴、小島涼平らの活躍でMFC・VOICEを寄せ付けず、3―0勝利で5連覇を達成した。

 試合後、井口大輔コーチは「苦しんで勝った経験が、今後の成長につながる」と話し、選手たちの健闘をたたえた。

 そのほか、今大会ではホンダFC、サントスFCが3位入賞するなど浜松勢の活躍も目立ち、今後に期待が高まる結果となった。

 表彰式には、元日本代表の藤田俊哉氏が登場。選手たちへ「素晴らしいプレーから、サッカーを楽しむ気持ちが伝わってきた。もっと練習を積み可能性を広げてほしい」とメッセージを送った。


【最終結果】
 優勝:名古屋グランパスU12(西三河)、準優勝:MFC・VOICE(知多)、3位:ホンダFC(静岡県西部)、サントスFC(同)

近藤征也(名古屋U12)が鋭いドリブル突破で右サイドから好機を演出

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